ファタモルガーナの館-COLLECTED EDITION- ネタバレあり感想

こんにちは。こちらはファタモルガーナの館の感想第二弾、ネタバレありの感想です。




オープニングムービーを観てると、こんな事やあんな事もあったなあ。。。としんみりしちゃいますね。


















ファタモルガーナの館、思ってたゲームと全然違った。もっとお化け屋敷系の話だと思ってたら、転生物で結構ロマンチックだった。紅天女も真っ青の魂の片割れストーリーでございました。

そして悲恋に慣れてる乙女ゲーマーもびっくりの悲惨な展開てんこ盛りゲームですね。第1章の薔薇の時代をプレイしてた時はネリーと白い髪の娘が可哀想に思ったんだけど、それからさらに不憫な方々が登場。

特にモルガーナとミシェルは壮絶だったなあ。あ、ジゼルも悲惨か。ミシェルしかモルガーナを救えなかったのもわかる気がする。二人の人生ってちょっと似てるよね。人に裏切られて傷ついた者同士だから相手の痛みもわかるんだろうな。あとミシェルがどんなに苦しんでも家族を呪う事を願わなかったのもモルガーナに響いたと思う。

白い髪の娘の正体、すっかり騙されました。血迷って女中が白い髪の娘なのかなと思ったりもしました。まさか第4章まるまる使ってプレイヤーを騙してくるとは思わなかった。超贅沢な容量の使い方だ。それにしても白い髪の娘がモルガーナから分裂した人格だったなんて全然わからなかった。モルガーナ自身も自分って気づいてないよね。わかってたら第3章の若奥様ミシェルが幽閉されてたのを黙って見てられなかった気がする。

私は普段乙女ゲームやってる時は、悪役は悪役に徹底してもらいたいタイプ。実はいい人だったんだけどしょうがなく悪に堕ちた設定が陳腐に思えてイライラしちゃったりするんですが、このゲームでは悪いキャラが100%極悪じゃなくても気にならなかったな。悪役になった経緯や理由が詳しく描写されていてキャラの人格が複雑だから許せたのかも(上から目線でスマン)。例えばヤコポ。ヤコポはヒーロなんだか悪役なんだかわからない、複雑なキャラですよね。理想を突き通し良い領主でいたいのに周りに流されてドンドン暴君に変化。確保したモルガーナに前領主と間違えられた時、自分が彼女の中でいい人のままでいられる様に訂正せず前領主のふりを続けるのがズルい。だけどそのズルさのお陰で私なんかは親近感を持ってしまう。

ゲームに出てくるいい人達も完璧な聖人じゃないのもいい。ポーリーンなんてユキマサにおかしいんじゃないかと思われるくらい盲目だし。あと善人の自覚のない悪意(って言うのかな?)が上手く描写されてたよね。ジョルジュ兄さんの絵の件とか読んでいて辛かった。ジョルジュは悪い人ではないし、妹の絵を描く事も第三者には微笑ましく見えるけどミシェルにとっては信じがたい裏切りなんですよね。こう言う細かいエピソードの伏線もちゃんと回収してるのがとってもよかった。それにしても兄ちゃん何で絵になっちゃったの?毎回一応話しかけておいてよかったよ。。。

ネタバレなしの感想にも書いたんだけど、最初の3章はわけがわからなくていつ面白くなるんだ(°_°)??と思ってたのですが、ミシェル編になった辺りから面白さが90度くらいの角度で急上昇しました。女中が不気味な顔色悪い人から、健気なヒロインになってびっくり。ナレーターの立場でずっと行くと思ってたけど、気持ちよく裏切られたな。

でも一番切なくて気に入ったのはやっぱりヤコポとモルガーナの話。3章の健気な若奥様の所も二人の正体を知ったあとは更に悲しく思えました。モルガーナが墓場で薬塗ってもらうシーンとか、おんぶしてもらって娼館に帰るシーンとか、ジーンとしたなあ。やっと心を開いたと思った矢先の誕生日の事件とか。可哀想過ぎ(;_;)。もうとにかくモルガーナが不憫で不憫で(;_;)。始めは恐ろしい魔女だったのにいつの間にか感情移入がものすごかったよ。

そしてやっと声付きの生まれ変わり編に辿り着いた時、これはもう甘い展開だけのFDっぽいのかなと思ってたら違った!ここでも制作チームはキャラを苦しめるのかい!??いや、面白かったからいいけど。

ずっと声無しでゲームを続けてる時は辛くて早くボイス付きの所に辿り着きたいと思ってた割にキャラが話し出すと違和感があったりして(面倒なプレイヤーでごめん)。でもボイス付きだと画面をずっと見なくて済んで楽だった。ハハハ。ところで鈴村ボイスと櫻井ボイス、反対の方がよかったんじゃないかな。高めで澄んでいる声の方がミシェルっぽい気がする。ジゼルは思ってたよりキャピキャピしてたな。。。ポーリーン、マリーアとかはピッタリ。

現代編、意外とスッキリしない終わり方したのはポーリーンとユキマサだった。獣属性を転生する時どこかに置いて来るかと思ったのに。メルとネリーはネリーが悟りを開いて終了って感じでしたね(適当)。メルの私服のセンスの悪さが彼女の目を覚ますのに一役買ったと思う。フフフ。そして最後にヤコポとモルガーナが素直になってくれて感動。それにしても好きって言うのに何百年かかってんだこの二人(゚д゚)。

このゲームって選択肢少なくてただの小説じゃん、と油断してプレイしていた私は痛い目にあいました。選択肢がタイムアタックだった所、全然わからないで何回もやり直したよ。ファタモルの先輩(せーちゃん様)に泣きついて教えてもらったけど、意地はって自力でプレイしてたらまだあの館でさまよっていた事でしょう(私はジゼルか)。乙女ゲームの数字がカウントダウンする選択肢はすごく焦るから苦手なんだけど、あれは私みたいな想像力のないプレイヤーには必要だったんですね。

略歴を開くと、セリフとは違う魔女がミシェルに語りかける声が表示されてたり、セリフが部分的に■■■■■■■って塗りつぶされてあったりするのが面白かった。魔女のセリフが真っ赤でギョッとするし、他では見ない演出なんで面白かった。でもこれって私みたいなオートモード使うけど、よそ見して結局読み直すタイプの特殊なプレイヤーじゃないと気がつかないんじゃないかなあ。ハハハ。

こんな感じでとっても楽しめるゲームでした。辛いけど考えさせられるし、ちゃんと最後は綺麗に収まっていて完成度高かった!。当分、ファタモルの音楽が頭の中をグルグルしそう。

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