剣が君 for V 感想

今回はプレイしながら書いたのでかなり長くなりにけり。



いやあ、早くプレイしておけばよかった。このゲームはいい!

剣が君は前半は和風ボディガード、でもホィットニーは偽物、with6人のケビンコスナー(古すぎる。ごめん)。江戸に戻ってからは一人の彼との再会し、剣取り試合を中心に話が進みます。

どのルートも切なくて、胸が締め付けられっぱなしです。どうやったら6x4通りの切ない展開を思いつけるんでしょうか。

全員に4通りのエンディングがあって明快なグッド/バッドエンドがないところが独特ですね。そして攻略キャラ一人一人のグッドエンドとバッドエンドのバランスが異なっています。グッドエンドも全てがうまくいってるエンドと、ささやかな幸せエンドみたいになってて。救いがないエンドや解決しがたい問題から逃げてるっぽいエンドがあるのも良いと思いました。

バッドエンドによっては業界トップクラス(私の決め付け)があると思うのでそれでも平気、という人には是非プレイしていただきたいゲームです。



ではここからキャラ感想、ネタバレありの私的感想です。 














 






九十九丸は名前が難しい。九十九ってつづらって読むんですね。乙女ゲームは私の教養を深めてくれます。でもすぐ読み方を忘れてしまって、頭の中ではつくも丸とかクク丸とかつくね丸とか読んでました。ごめんよ九十九丸様。

九十九丸は素朴で優しくていつも気をつかってくださいます。時に殺伐とする花嫁行列での癒しじゃあ。それなのにマレビトを体内に秘めてらっしゃるから、闇落ち冷たいバージョンの九十九丸も味わえる。大人バージョンと優しい15歳バージョン、どちらも捨てがたい。

色々なサイトで好評の剣が君。好きな物を最後に食べる私はなんだかプレイするのが勿体なくなってずっと取っておいたんですよ。で、いつもの通りいろいろな乙女ゲーサイトを巡って暮らしてた私はどこかで誰かが他のゲームの攻略キャラを『九十九丸のように死んでると思った』っと書いてあるのを読んでしまって。あちゃーと思いましたがそんなことがあっても全然平気で九十九丸ルート楽しめました。

九十九丸の四つのエンディングは妙に現実的だなと思いました。もちろん具体的にはマレビトとか死人とかで現実的じゃないんだけど。剣への道では一番刀になれないし、黄色ルートでは侍の夢を捨てて料理屋の若旦那になってたり。私は勝手にハッピーエンドは一番刀になって、えらいお侍さんになって、それで二人は夫婦になってめでたしめでたしだと想像してたので一週目の彼のルートで面食らいました。ビタースウィートですよ。



は、うーん、他のルートでいい味出してた気がするなあ。一見強がっているけど優しくて面倒見いいよね。結構人種差別についてタックルしてるよなあ、彼のルートは。このゲームの鬼さん方は特別な力を持っているわけではなく、ただただ異種族として迫害されているようなので不条理な世界に憤りを感じるのもわかる気がします。螢の様に理性的に政府に抗議する機会を持つ努力をするか他の鬼の様に力ずくで権利を奪おうとしたり、螢のおばあさんの様に刀も持たずに悟りを開いたり。様々なのがルートに深みをもたらしてますね。



黒羽殿ルートは香夜ちゃん積極的です。庵によく尋ねに行きます。黒羽殿は美しくて参りますね。主人公の立場ないです。黒羽様ルートでは香夜さんが彼の癒しになってます。雰囲気がどんどん柔らかくなっていくのがとても丁寧に描かれてる気がしました。

ところで黒羽様、髪の毛の色、キャラを描き分けるためだと思ってたからハーフでびっくり。蛍と縁様も髪の毛日本人離れしてんですけど。みんな黒羽さんだけ綺麗な毛の色をしたとか言ってますよね。それにしても私は縁が剣聖大典太だと思ってたから拍子抜けしましたよ。確かに黒羽殿の腕は柳生三厳様が初めから一番腕がいいだのヒントくださってるっつうに。ちゃんと話聞け、儂。黒羽ルートの七重と香夜の自分の殿方の腕自慢、笑えました。幼い長七郎様に空気読ませて、気使わせて何してるんですかお姉様方。



様は期待全然してなかったのにいいじゃないですか!ダークホース縁!序章を振り返ると、三厳様が若君を探してるシーンのすぐ後に縁が神社で酔っ払ってる場面になるんですね。細かいなあ。これで縁=若様って解った人いたのかな?遊び人が実は将軍家の方だったなんて前章と後章とのイメージ違いすぎでしょ貴方。反則です。実は外見はお兄様の辰影様の方が好みで。縁さんを罵っていている時も素敵すぎです。病気がちで、横暴な辰影様を思い通りにしたいです。見目麗しいお父様も登場するし、信春様ルートは目の保養になります。縁さんはすごい苦しんでいて、プレイして辛い出来事の連続でした。



鈴懸くんはとても素直で自然体ですね。香夜だけでなく長持や馬の心配もしてくれて、花嫁行列の健康管理は万全です。このルートでは神威の気持ちの方が共感できてしまったかな。才能がある者への嫉妬。鈴懸がそれを全然理解してないのが余計腹立たしくて。自分も認められたいから小細工してしまう。それにしても鈴懸ルートは魔女の宅急便のような甘酸っぱいルートでございますね。もののけ姫要素もある盛りだくさんのルートです。木霊が見えない汚れきった私は若者の恋を見守るような気分でいました。鈴懸くんが文武両道の正統派ヒーローっぽいのが意外だった。



左京様はボソッと本音を言うのがツボでした。きつい性格と美しいお姿のミスマッチがたまりませんん。一番過去にとらわれている彼は不憫です。それにしても相合傘してるのにスチルないの?泣くよ!彼の桃色ルート、花嫁行列で締めるとは、製作者側様わかってらっしゃる!このエンドが一番の大団円じゃないっすかね。(螢殿もかなりいい線いってたけど。)私は左京を6人目にプレイしたので他の5人が吹っ飛ぶほどの切ない二つの剣エンドを最後に堪能いたしました。


ほとんどのルートで一番刀の存在が大きかったですね。九十九丸や螢達のルートは剣の道を極めたいという思いと一番刀への純粋な憧憬が中心の一番刀習得前のビフォーストーリ。対にあるのは黒羽や縁の一番刀になったあとの苦悩が中心になるアフターストーリー。一番刀になった時点でハッピーエンドじゃないって事をプレイヤーにもよくわかるようにしてますね。一番刀にしがらみや重責も付いてくるのを黒羽や縁のルートで見せつけられ、盲目的に剣の道を究めたがる九十九丸や螢が無邪気に見えると同時に危うく感じてしまう。うーん深いです。

もう好き勝手に感想書いてみました。12月発売の百夜綴りが楽しみだなあ。今から後日談読みに行ってきます。






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乙女ゲームやめられません。
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